酵母ドリンクは水を入れずに、果物だけでも発酵させることができます。ぶどうや柿、イチゴや桃など水分の多い果物がむいています。ミキサーで撹拌すれば、ソースとして使えます。また、ドリンクより甘みが強いので、砂糖の代わりとして使うこともでき、便利です。
①沸騰したお湯の中にビンとフタをを入れ、2〜3分間煮沸消毒し、水分が残らないように自然乾燥させる。果物は水洗いし、ヘタなどを取り除く。
②果物をビンに入れ、適当にすりこぎなどで軽くつぶし、ビンのフタを完全に閉める。
③そのまま冷蔵庫で3〜7日間ねかせる。この間にフタを開けないこと。酸素がないので雑菌が死滅し、植物性乳酸菌の発酵が進む。
④冷蔵庫から出して、フタを開けず常温で保存。約2日すぎると果物から水分が染み出し、果物や液の表面に細かい泡が付き始めたら初めてフタを開ける。
⑤常温に戻して3日以降発酵が進みアルコールのような熟成した香りがたつようになれば完成。ミキサーにかけ布巾などで漉し、ビンに入れて冷蔵庫で保存する。
<注意すること>
・必ず煮沸消毒したビンを使うこと。
・雑菌の繁殖を避けるため、完全に密封できるスクリュータイプのフタのついたビンを使うこと。
・発酵がうまくいかず、雑菌が繁殖してしまった場合、嫌な腐敗臭がする。味見する前に匂いを確認すること。また、納豆のように糸を引いたり、果物に少しでもカビが生えてしまった場合も、すぐに捨てること。
参考/学陽書房「酵母スイーツ」ウエダ家+原田めぐみ 著
![]() |