腸内細菌が妊娠中に必要なビタミンを作る?!

妊娠中の便秘を解消するために重要な腸内細菌ですが、その腸内細菌とビタミンが実は密接に関係していることをご存知でしょうか?様々なビタミン類は私たちの健康になくてはならないものです。

ビタミン類の一部は腸内細菌によって合成?

妊娠中は妊婦さん自身だけでなく、赤ちゃんの体のためにも欠かせません。それらは食事からバランスよく摂ることが大切ですが、実はそのビタミン類の一部は体内の腸内細菌によって合成されているのではということが、最近の研究で少しずつ証明されてきました。

妊娠期に大切なビタミンB群

ビタミンB群は妊娠中は特に必要なビタミンです。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変え、脳や中枢神経などにも供給するので、神経機能を正常に保つのに欠かせません。ビタミンB1が不足すると、妊娠悪阻や流産、早産の危険性が出てきます。

ビタミンB2は細胞の発育と正常な働きを促します。ビタミンB6はタンパク質の代謝を促し、アミノ酸を体内に運ぶ役目をするので、母体や胎児の体を作る上で欠かせません。

また、葉酸もビタミンB群なのですが、赤血球を作るときに必要なビタミンで、不足すると悪性の貧血や赤ちゃんの神経管閉鎖障害の危険性が高まります。これらの重要なビタミンを腸内最近がせっせと作り出してくれています。

ビタミンKやホルモンも合成する

ビタミンKについては「妊娠中は骨がもろくなる」でも触れましたが、カルシウムと骨を結合させるのに欠かせないビタミンです。赤ちゃんの骨や歯を作るために必要になってきます。またビタミンKはコラーゲンを作る上でも大切な働きをするので、肌トラブルの多い妊娠中はとてもありがたいビタミンです。

このビタミンKも腸内細菌は作り出すことができます。また、健康を保つ上で欠かせないホルモンや酵素まで作り出していることがわかっています。約3000種類におよぶ酵素を腸内細菌は合成することができ、それは、500種類の酵素を合成している肝臓をはるかに上回る働きぶりです。

腸内環境を良くして細菌の働きを助ける

このように腸内細菌はたくさんの必要な栄養素や酵素を作り出してくれているのですが、それを妨げないためにも、腸内を綺麗に保つことが大切です。

便秘を改善し、腸内細菌たちが働きやすい環境を維持することで、食事からとった栄養素を確実に吸収し、また腸内細菌自身でも栄養素をしっかり作ることができます。頑固な便秘を解決し、お腹の中でせっせとお母さんと赤ちゃんのために頑張ってくれている腸内細菌を応援しましょう!

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